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創価大のドラフト1位候補・立石正広が「親子2代五輪出場」に意欲…母はバルセロナ五輪バレー日本代表 姉2人も現役バレー選手

スポーツ報知 2025年1月16日 7時0分

 東京新大学野球リーグ・創価大の今秋ドラフト1位候補、立石正広内野手(3年=高川学園)が15日、東京・八王子市内の創価大ワールドグラウンドで始動した。元バレーボール選手の母・郁代さん(旧姓・苗村、55)は92年バルセロナ五輪日本代表。右のスラッガーは野球が復活する28年ロス五輪を視界に捉え、親子2代での五輪出場に意欲を示した。

 吐く息が白い。早朝から始まった今年初の全体練習。主将の立石は気迫全開でバットを振った。2年春のリーグ戦では打率5割、リーグ最多タイの5本塁打、14打点で3冠王の大砲。今春リーグ戦の目標をこう設定した。

 「最低限3割後半はいきたい。ホームランは6本にしておきます。盗塁も頑張ってやりたい」。高校時代から三塁を守ってきたが、さらなる成長へ現在は二塁や遊撃の守備にも挑戦中。走攻守で暴れる決意だ。

 母は実業団イトーヨーカドーのバレー選手として、バルセロナ五輪に出場。姉の沙樹(29)はリガーレ仙台、優華(26)はクインシーズ刈谷で活躍する現役バレーボール選手だ。「ジャンプは結構いい数値が出る」と立石。母からの「ただただ謙虚にやりなさい」との金言を胸に刻む。自身は28年ロス五輪に出場できるチャンスがある。「母みたいに頑張ります」と闘志を燃やした。

 練習後は竹ぼうきを手に、球場の環境整備に奔走した。「キャプテンがしっかり掃除や練習をやっていたら、ついて来てくれると思う。自分が一番、日本一に向けてやっている姿を見せたい」。昨秋の明治神宮大会では準V。同校初の大学日本一へ、フルスイングで勝負する。(加藤 弘士)

 ◆立石 正広(たていし・まさひろ)2003年11月1日、山口・防府市生まれ。21歳。華浦小1年から華浦スポーツ少年団で軟式野球を始め、高川学園中では高川学園リトルシニアでプレー。高川学園では1年春の中国大会からベンチ入り。3年夏の甲子園1回戦・小松大谷戦でバックスクリーン弾。創価大では1年春からベンチ入り。2年春に3冠王。3年時に大学日本代表。好きな選手はドジャース・大谷翔平。好きな芸能人はかまいたち。50メートル6秒0。180センチ、86キロ。右投右打。

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