ロッテからポスティングシステムを行使してメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手(23)の契約可能期間が米東部時間15日午前9時(日本時間同午後11時)、スタートした。
交渉可能期間は、ポスティングを申請した12月中にすでにスタートしていたが、24年度分の「国際ボーナスプール」は昨年12月15日までだったため、その後は面談などの交渉は可能だったが、正式契約を結ぶことは出来なかった。
朗希は23歳のため、「25歳ルール」に該当。昨オフ、ドジャースと12年総額3億2500万ドル(約465億円=契約発表時のレート)の大型契約を結んだ山本のような契約はできず、マイナー契約(メジャー出場は可能)しか結べない。ドラフト対象外選手の青田買いを防ぐために各チームには「国際ボーナスプール」が設定されており、朗希の契約も同プール金から捻出される。
大型契約が必要なく、獲得後のリスクも低いことから、20球団以上が朗希に興味を示したとされ、昨年12月中には8球団ほどと面談を行った模様だ。その後絞り込みを行い、25年になってから2次面談を行ったと報じられたのはドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団。この日は、ドジャースが接触したと報じられ、3球団の“大トリ交渉”となったようだ。
大谷と山本が所属して昨季のワールドシリーズを制したドジャース、ダルビッシュと松井が所属して球団史上初のワールドシリーズ制覇を狙うパドレス、日本人選手は不在でダークホース的な存在のブルージェイズ。朗希の決断の時は迫ってきている。
45日間のポスティングの期限は、米東部時間23日午後5時(日本時間24日午前7時)となっている。