今年の野球殿堂入り通知式が16日、都内の野球殿堂博物館で行われ、プレーヤー表彰ではオリックス、マリナーズなどで日米通算4367安打のイチロー氏と、中日で通算1002試合登板のプロ野球記録を持つ岩瀬仁紀氏が新たに殿堂入りした。指導者での実績などを加味したエキスパート表彰では、阪神OBの掛布雅之氏が殿堂入り。野球の発展に寄与した人物を対象とした特別表彰では、元審判員の富沢宏哉氏の殿堂入りが決まった。
エキスパート表彰の掛布氏は、阪神の中軸打者として85年の日本一に貢献するなど、実働15シーズンで本塁打王を3回、打点王を1回獲得。引退後は阪神の2軍監督やオーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザーを歴任した。
掛布氏は昨年、当選必要数に2票足りず落選していたが、今回は必要数を2票上回った。
【エキスパート表彰投票結果】
※数字は得票数。当選必要数(75%)は109票。◎は殿堂入り
◎掛布雅之 111
栗山英樹 85
長池徳士 84
岡田彰布 70
ブーマー 48
大沢啓二 38
谷沢健一 30
柴田勲 28
阿仁屋宗八 28
大島康徳 23
有藤通世 21
新井宏昌 19
加藤英司 18
梨田昌孝 18
足立光宏 14
佐藤義則 12
土橋正幸 11
松岡弘 10
辻発彦 6
尾花高夫 4