俳優の神尾楓珠、女優の桜田ひよりが１５日、都内で行われたダブル主演映画「大きな玉ねぎの下で」（草野翔吾監督、２月７日公開）の完成披露舞台あいさつに出席した。
４人組バンド・爆風スランプの同タイトルの名曲をモチーフにした切ないラブストーリー。２人は同じ店でそれぞれカフェ店員、バーテンダーとして働きながらも、顔を合わせたことがない。互いの顔を知らぬまま、連絡用のバイトノートで心を通わせ、”大きな玉ねぎの下”で会う約束をする。
この日が完成後初公開で、神尾は「ドキドキですね。僕らも試写見てから時間がたっていて、ソワソワしてる」と緊張気味。この日は共演の山本美月、中川大輔、西田尚美、原田泰造、江口洋介も出席。豪華な俳優陣に囲まれ「何でこの中にいるんだろう」と座長らしからぬ発言をして、笑いを誘った。
作品にちなみ、最近涙したことには年末年始の親戚と過ごした時間を挙げた神尾。「いちおう芸能人なので、（大みそかに出演した）『逃走中』でなんで捕まったのとかワーワー言われる。対応が大変ですごい疲れた」と苦笑い。自宅に戻り「ふと一人になったときに楽しかったなと、ぽろっと」とつかの間の時間を思い出し、涙したことを明かした。
この日は、主題歌をカバーしたａｓｍｉの生歌唱も。キャストは客席最前列で鑑賞し、桜田は「撮影中ずっと聴きながら過ごしていた。ようやく生歌を聴けるとは、うれしい。感動しました」と涙目になっていた。