正式契約可能に ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)が、ドジャースと2度目の面談を14日(日本時間15日)に行ったことを同日、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が報じた。「スター選手が同席する見込み」とし、大谷翔平投手(30)や山本由伸投手(26)が同席した可能性も浮上。国際ボーナスプールの25年分が米東部時間15日午前9時(日本時間同日午後11時)に解禁となり、正式契約が可能になった。
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20球団以上が獲得に興味を示したとされる朗希争奪戦。これだけの人気を集めたのは、25歳未満の選手がメジャー挑戦する場合に契約金などの総額が制限される「25歳ルール」が適用されたのも一因だ。
昨オフ、25歳でポスティングを行使した山本由伸は、ドジャースと12年総額3億2500万ドル(約465億円=契約発表時のレート)のメガ契約。朗希も2年待てば大型契約が見込まれたが、マイナー契約しか結ぶことができない(メジャー出場は可能)。資金力に劣る球団もチャンスがあった。大谷も同様のルールが適用されて17年シーズン終了後にエンゼルスと契約。マイナー契約では、ロッテへの譲渡金は契約金の25%だけだ。
さらに、青田買いを防ぐため、各チームに割り当てられた8~12億円ほどの「国際ボーナスプール」に契約金を収めなければいけない。24年分は昨年12月15日に終わってリセットされ、その後は正式契約を結ぶことができなかった。25年分は米東部時間15日午前9時(日本時間同日午後11時)からスタートした。45日間のポスティングの期限は同23日午後5時(同24日午前7時)。9日間で契約する必要がある。