5人組ダンス&ボーカルグループ「Da‐iCE」が15日、Kアリーナ横浜でメジャーデビュー日記念公演を開催した。
波に乗る5人が、勢いよく2025年のスタートを切った。グループの記念日を祝し、約2万人が集結。ボーカルの花村想太は「ギリギリソールドアウトには届かなかったんですけど、圧倒的に過去最大級入ってます」と笑みを浮かべながら客席を見渡した。
リーダーの工藤大輝が「記念日ということで新旧入れておもしろセトリでいきます」と話した通り、代表曲「CITRUS」や、昨年に初出場したNHK紅白歌合戦でも披露した「I Wonder」などをパフォーマンス。グループの歴史を振り返るように全22曲を歌とダンスで魅了した。
アンコールでは、歌手の和田アキ子(74)がサプライズ登場し、この日リリースされたコラボ新曲「FUNKEYS」を初お披露目。同曲を堂々と歌い上げたアッコは自ら「生アッコだ」と言い放ちつつ「めっちゃ緊張した」と思わず本音を漏らした。それでも、花村が同じように「緊張した~」と息を吐くと、「だってなんだかんだデビューして11年目なんでしょ? そんなのガキだよ、ガキ!」と声を張り上げた。
客席に目をやると「Kアリーナにこれだけの人が来てくれて、私からもお礼です。ありがとう」と一礼したアッコ。「忘れない。本当に忘れない」と2万人で埋め尽くされた会場を目に焼き付けながらステージを去った。
華々しい記念日を飾り、花村は「いろんな曲に助けられ、メンバーに助けられ、ファンに助けられ、我々Da‐iCEは同じ形で11年間続けられたことは奇跡に近いなと思います」としみじみ。昨年初出場したNHK紅白歌合戦についても振り返り「自分たちが思い描いていた年末を過ごすことができた」と喜びをかみ締めた。
今年の目標について「改めてレコード大賞を取りたいと思っています」と高らかに宣言。21年に「CITRUS」で大賞を受賞しているが「『その曲がとったんだ』と言われてしまって、悔しい思いをした。今年は『この曲でしょ!』って曲でレコード大賞を取りたいと思います」と気を引き締めた。飽くなき向上心を胸に、5人はさらなる高みを目指していく。