今年の野球殿堂入り通知式が16日、都内の野球殿堂博物館で行われ、指導者での実績などを加味したエキスパート表彰では、阪神OBの掛布雅之氏が殿堂入りした。掛布氏は昨年、当選必要数に2票足りず落選していたが、今回は必要数を2票上回った。
掛布氏に次いで票を集めたのは、23年WBCで世界一となった野球日本代表・侍ジャパン前監督の栗山英樹氏。候補者となって3年目の栗山氏は、1年目の23票から、昨年は62票、今回は85票と得票を伸ばしているが、当選ラインには届かなかった。
昨季限りで阪神の監督を退任した岡田彰布氏は70票で4位。岡田氏は16年に候補者入りも、監督就任により直近の2年間は対象外。3年ぶりに“復帰”した今回は、前回(22年)の14票から5倍増となったものの落選となった。
【エキスパート表彰投票結果】
※数字は得票数。当選必要数(75%)は109票。◎は殿堂入り
◎掛布雅之 111
栗山英樹 85
長池徳士 84
岡田彰布 70
ブーマー 48
大沢啓二 38
谷沢健一 30
柴田勲 28
阿仁屋宗八 28
大島康徳 23
有藤通世 21
新井宏昌 19
加藤英司 18
梨田昌孝 18
足立光宏 14
佐藤義則 12
土橋正幸 11
松岡弘 10
辻発彦 6
尾花高夫 4