2012年ロンドン五輪銅メダルの大友愛さんの長女で春高MVPに輝いた共栄学園3年の秋本美空(みく)が、Vリーグ女子のヴィクトリーナ姫路に所属することが16日に発表された。
チームの公式サイトで「秋本美空選手、河俣心海選手、矢田和香選手 選手契約締結のお知らせ」と題して報告。「株式会社姫路ヴィクトリーナ(代表取締役社長 上原光徳)は、共栄学園高等学校の秋本美空選手、下北沢成徳高等学校の河俣心海選手、今治精華高等学校の矢田和香選手と選手契約を締結したことをお知らせいたします」と伝えた。
「秋本選手、河俣選手は2025年1月5日から東京体育館にて開催された『春の高校バレー2025』に出場し、共栄学園高校19年ぶりの優勝、下北沢成徳高校2年連続の準優勝に大きく貢献しました。また、矢田選手は昨年に高校選抜バレーボール日本代表に選抜され、世界を相手に戦った経験を持つ、将来を期待されている選手です」と説明。「これからの日本のバレーボール界を背負い、世界へ羽ばたく可能性に満ちた逸材が加わり、クラブスローガンである『姫路から世界へ』を達成するべく、チームは日本一に留まらず更なる高みを目指してまいります」と期待した。
秋本は身長185センチのアウトサイドヒッターで、2023年には16歳の若さで日本代表登録メンバーに選出された逸材。今月行われた全日本高校選手権に共栄学園の主将として出場し、前回大会準優勝の下北沢成徳を下して19大会ぶり3度目の日本一に導いた。両チーム最多となる35得点でけん引し、最優秀選手(MVP)にも選ばれた。
母の愛さんも同日に自身のインスタグラムで「本日リリースにありました通り、娘、秋本美空はヴィクトリーナ姫路に所属することとなりました」と公表。24日に記者会見を行うそうで「詳細は全て記者会見にてお話し致します。美空からお伝えしたいこともその時に、本人からお話しする事が全てとなります」とした。
所属することになったヴィクトリーナ姫路は、兵庫県姫路市を本拠地とする女子チーム。2016年に日本初の女子プロバレーボールチームとして設立された。パリ五輪に出場した宮部藍梨や井上愛里沙らが在籍している。