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イチロー氏「大変感謝」満票ならずも候補初年度で殿堂入り 王さん、原さんと再会喜ぶ…投票結果一覧

スポーツ報知 2025年1月16日 15時53分

 今年の野球殿堂入り通知式が16日、都内の野球殿堂博物館で行われ、プレーヤー表彰ではオリックス、マリナーズなどで日米通算4367安打のイチロー氏と、中日で通算1002試合登板のプロ野球記録を持つ岩瀬仁紀氏が新たに殿堂入りした。指導者での実績などを加味したエキスパート表彰では、阪神OBの掛布雅之氏が殿堂入り。野球の発展に寄与した人物を対象とした特別表彰では、元審判員の富沢宏哉氏の殿堂入りが決まった。

 イチロー氏は「日本で9年、アメリカで19年、選手としてプロ野球選手生活を過ごしました。にも関わらずですね、日本の野球殿堂へ迎えていただいたこと、大変感謝申し上げます。19年の3月に東京ドーム、まさしくこの場所で、引退の試合を終えてから、5年間あっという間でした。ファンの方々が作ってくれたあの瞬間を支えにですね、引退後も野球に携わって、未練があったりとか、そういう後ろ向きな気持ちなくですね、ここまで過ごしてきてこられました」などとスピーチ。列席した王貞治氏、原辰徳氏とはWBCをともに戦った間柄でもあり、再会を喜ぶ場面もあった。

 19年に現役を引退したイチロー氏は、スタルヒン(60年)、王貞治(94年)、野茂英雄(14年)、工藤公康(16年)、松井秀喜(18年)、金本知憲(同)に続き7人目となる資格初年度(引退から5年経過)での殿堂入り。史上初の“満票”には届かなかったが、92・6%の高い得票率だった。資格2年目だった岩瀬氏は得票率88・3%だった。

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