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【広島】九里のFA補償は金銭のみ「よりいい外国人を取る枠に」支配下登録68人で上限まで2枠

スポーツ報知 2025年1月16日 16時37分

 広島は16日、海外FA権を行使してオリックスに移籍した九里亜蓮投手の補償について金銭補償を求めると発表した。鈴木清明球団本部長は「(欲しい)選手はいたんだけど、今いる若い選手を使うという部分と、枠の部分」と説明。支配下登録は上限の70人まで残り2枠の68人。「よりいい外国人を取る枠にしようかなということ」と、人的ではなく金銭のみを選択した。

 今月8日にオリックスから人的補償の対象者リストを受け取り、検討を進めていた。11日には新井監督もリストをチェック。「『フロントの方針に任せます』ということだった」と鈴木本部長。九里の昨季年俸は1億4000万円(推定)のBランクで、補償額は60%に相当する8400万円が支払われることになる。

 球団は今オフ、マイナー27勝のドミンゲスとメジャー21発のモンテロ、マイナー104発のファビアンの計3人を獲得。2年目左腕のハーンもいる。鈴木本部長は「5人目で戦力になる外国人を探そうという方針」と、主に投手を候補に補強期限の7月末まで獲得調査を進めていくという。

 今回と同様に西川がオリックスにFA移籍した昨年は、人的補償で当時19歳だった高卒右腕の日高を獲得。西川の当時の年俸1億2000万円の40%に相当する4800万円も受け取った。

 ◇FAのランクと補償 FA選手獲得で生じる補償は、その選手が所属していた球団での年俸ランクによって異なる。外国人を除く上位1~3位がA、4~10位がB、11位以下はCランク。A、Bには人的、金銭の補償が発生する。Cランクは補償の必要がない。旧所属球団が、新所属球団に人的補償を求めた場合、Aにはさらに旧年俸の50%、Bには同じく40%の補償が発生。人的補償を求めなかった場合は、Aには旧年俸の80%、Bには60%の金銭補償となる。

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