ソフトバンクは16日、国内FA権を行使して巨人に移籍した甲斐拓也捕手の人的補償として、伊藤優輔投手を獲得したと発表した。甲斐の旧年俸(2億1000万円)の40%にあたる8400万円の金銭補償も受け取る。
球団としてはダイエー時代を含め11例目の国内FA流出だが、人的補償を選択するのは以下の通り、初めてとなる(04年までダイエー。07年まで年俸ランク付けのない旧制度)。
▼98年 武田一浩 (中日)金銭
▼99年 工藤公康 (巨人)金銭
▼02年 若田部健一(横浜)金銭
▼03年 村松有人 (オリックス)金銭
▼11年 杉内俊哉 (巨人)金銭=Aランク
▼13年 山崎勝己 (オリックス)補償なし=Cランク
▼16年 森福允彦 (巨人)補償なし=Cランク
▼17年 鶴岡慎也 (日本ハム)補償なし=Cランク
▼19年 福田秀平 (ロッテ)補償なし=Cランク
▼24年 石川柊太 (ロッテ)補償なし=Cランク
▼24年 甲斐拓也 (巨人)人的補償=Bランク、伊藤優輔
なお、補償のない海外FA移籍は以下の4例がある。
▼05年 城島健司(マリナーズ)
▼11年 和田毅 (オリオールズ)
▼11年 川崎宗則(マリナーズ=マイナー契約)
▼22年 千賀滉大(メッツ)