元乃木坂46で女優の深川麻衣が16日、都内で行われた映画「嗤う蟲」(城定秀夫監督、24日公開)の完成披露上映会に出席し、舞台あいさつを行った。若葉竜也、田口トモロヲ、杉田かおるも登壇した。
日本各地で起きた村八分事件をもとに、実際に存在する村の掟(おきて)の数々をリアルに描き、現代日本の闇に隠されている村社会の実態を暴くストーリー。
主演の深川は「わっと驚かすような怖さではなく、じわじわとした怖さをエンタメとして楽しめる作品になっている。私も純粋に楽しめました」と話した。
主人公の杏奈の立場になったら?と聞かれると、「田舎は大好きなんですが、同じ状況におかれたら恐ろしいですね」と笑った。
深川の夫役の若葉は「この映画は同調圧力というか、はっきりと言葉にはしないけど、ニヤニヤ笑いながら圧をかけてきたりとか、いろんなルールを明言しないままがんじがらめにしていくっていう気味の悪さがある。なんか、この業界も同じような空気があるなと僕は思っていて…」と話し、「この気味の悪さ、何かと似てると思ったら、自分のいる世界の気味の悪さか、と(笑い)」と業界と絡めて感想を語った。
また、ロケ先での経験として、若葉は「ホテルに幽霊がいた。柄シャツのおじさんがいました」と驚きのエピソードを開かした。