全日本高校女子サッカー選手権で史上初の3連覇を達成した藤枝順心イレブンの優勝報告会が16日、同校講堂で行われた。管弦楽部が演奏するクイーンの名曲「ウィ・ウィル・ロック・ユー」に合わせて、中・高校生約400人が手をたたき足踏みする中、部員約80人が入場してステージ上へ。中村翔監督(36)が「(会場の)応援やパブリックビューイングでの声援が選手の背中を押してくれました」と在校生に感謝した。
すでに新チームは始動しており、選手権に出場していた2年生も、この日から練習に合流した。公式戦のスタートは25日の県新人戦準決勝だ。昨秋の県大会では決勝で常葉大橘に敗れており、MF鈴木由真(2年)は「プレッシャーはあるけど負ける気はしません」と優勝宣言。「このメンバーを超えるサッカーをして夏冬2冠を取りたい」と王座を譲るつもりはない。
主将を務めたMF植本愛実(3年)は「継続しても後退するだけ。新しいことにチャレンジして成長してほしい」と後輩たちにエール。共同主将のMF佐藤ふう(3年)も「U―18ファイナルズで日テレに勝って、3冠を達成してほしい」と期待した。(里見 祐司)