◆大相撲初場所6日目(17日、東京・両国国技館)
東三段目4枚目・炎鵬(伊勢ケ浜)が閃岳(せんがく、木瀬)を送り出して2勝目を挙げた。取組後、報道陣に囲まれた炎鵬は引退を発表した横綱・照ノ富士への感謝を口にした。
「今朝、稽古場に来て風呂場で少し話をさせていただきました。まだ実感はないですけど、さみしいですね。自分がまだ土俵に上がれない時に復帰の後押しをしてくれました。一言一言が自分の心の中に生きてます。本当に人の心を読んでいるんじゃないかと思うほど、心に刺さる言葉をかけてもらいました。内容? それは自分の心の中に閉まっておきます」
炎鵬も首のケガの影響で序ノ口まで落ちた。大関から序二段まで落ちて大関に復帰、横綱まで上り詰めた照ノ富士に対して「比べるのは失礼」と言いながらも、強烈な生き様は自分の糧にもなっていると話していた。