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11戦全勝10KOの東洋太平洋王者・中野幹士「力の差を見せる」…18日に英洸貴と激突

スポーツ報知 2025年1月17日 14時43分

◆プロボクシング ▽東洋太平洋フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・中野幹士―同級11位・英洸貴(1月18日、東京・後楽園ホール)

 東洋太平洋フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチで対戦する王者・中野幹士(帝拳)と同級11位・英洸貴(カシミ)が17日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、ともにリミット57・1キロでパスした。

 昨年9月の王座決定戦で4回KO勝ちして王者となった中野が、初防衛戦に臨む。ベルトを獲得し「もっともっと真剣に取り組まないと、という自覚が生まれた」という強打のサウスポーは、2020年12月以来の日本人との対戦に向け「相手が日本人なんで、見ている方もわかりやすいと思う。しっかり力の差を見せたい」と話した。

 デビュー以来無傷の11戦全勝(10KO)。フェザー級でWBA6位、IBF9位、WBO12位、WBC15位と主要4団体すべてで世界ランク入りしているが、世界挑戦に向けては「まだ世界ランカーの実力があるとは思っていなくて、ただ(ランクに)入っているだけなんで、しっかり今年1年力をつけていきたい。しっかり成長していければ」と強調。現在6連続KO勝利中だが「もちろん、倒したいですね。流れでいけそうなら」と意気込んだ。

 対する英は、「絶好調です。断然不利予想だと思うが、そのほうがワクワクする」と闘志をたぎらせた。戦績は21戦13勝(5KO)3敗5分け。昨年9月にWBOインターコンチネンタル・スーパーフェザー級(58・9キロ以下)王座決定戦で判定負けを喫したが、2戦続けてのタイトル戦に「こういうチャンスが来たのも運命なのかなと思う」と話した。

 地元は石川県。昨年の元日に起きた能登半島地震で自宅が全壊した友人ら、地元から50~100人が応援に来てくれるという。「(警備の)仕事で被災したところを見て感じるものがあった。見に来てくれる人たちに勇気を与えたい」と王座奪取を誓った。

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