2024年のパリ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級で金メダルの文田健一郎(ミキハウス)が17日、横浜市の日体大・健志台キャンパスで練習を再開した。五輪後、マットでの練習は初めてで、約5か月も離れたのは過去最長という。「緊張していますね。まずは、けがをしないように。今は慎重になりすぎるぐらいでいいと思ってるので、焦ることはないです」と話し、28年ロサンゼルス五輪を目指すかどうかは明言しなかった。
オフ期間中の今月11日には、22年に結婚した有美夫人との披露宴を開いた。“猫レスラー”らしく「随所に猫を猫の要素を入れて、クラシック曲なんですが、猫がニャーニャー言ってるみたいな、だいぶふざけた式で。2人らしい、というより自分らしい式になっちゃいました」と笑わせた。
また、有美夫人が、4月に第2子となる次女を出産予定であることも公表した。愛猫の「しょうが」と「わさび」も雌。文田は「(夫人も入れて)女の子5人に対して男が1人になってしまうので、既に家では立場がないんですけど、さらに女性陣が増えるなあと」と冗談を飛ばしながらも、新たな発奮材料となっている様子だ。「猫ちゃんを迎えた時も、結婚した時も、長女が生まれた時も、すごくいい方向につなげられました。第2子が無事に生まれてくれて、すごくいい影響を与えてくれるんじゃないかと思っています。本気で頑張る姿を家族に見せたいですね」と気持ちを新たにした。