◆大相撲初場所6日目(17日、東京・両国国技館)
西十両6枚目・友風(中村)が東8枚目・藤青雲(藤島)の押し出され、4勝2敗となった。「押し込んで引いた流れは良かったのですが、その後の攻めがダメだった。もう1回、押し込めば良かった。悪い所が出てしまいました」と振り返った。
取組後は引退を表明した横綱・照ノ富士の思い出を語り始めた。序二段から這い上がって2020年の名古屋場所で幕内最高優勝を成し遂げた瞬間を入院先の病室のベッドで見ていて、心が震えたという。「本当にすごい力士だな、と思いました。尊敬に値する力士」と思ったという。
友風が復帰してからは巡業で一緒になる度に話すようになったという。「ケガをする前はほとんど話をしたことがなかったです。復帰してからはよく膝の話をしてくれました。「大関から落ちて、序二段から元にいた大関を飛び越えて横綱になるんですから。他の横綱とは違った存在の方ですよね。いろんな人が励まされ、いろんな人がお手本にしていた横綱でした」としみじみと話していた。