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フジ港浩一社長、被害女性へは「活躍を祈ります」23年6月初旬にトラブル把握

スポーツ報知 2025年1月17日 17時23分

 フジテレビが17日午後3時から東京・台場の本社で記者会見を実施。「1月度・定例社長会見」として港浩一社長(72)ら幹部5名が出席し、タレント・中居正広(52)による女性トラブルに関して説明した。港社長は冒頭で謝罪。今後は第三者の弁護士を中心とする調査委員会を設立し、一連の問題について調査にあたる。

 会見では局側が2023年6月初旬の段階で、被害女性の変化に気付いた社員の声がけにより事態を把握したこと、女性が医師の診断を受けたのち、専門医の指導に基づき対応にあたってきた経緯が明かされた。港社長は「事案を公にせず、他者に知られずに仕事に復帰したいという女性の意志を尊重し、心身の回復とプライバシー保護を最優先の対応をした。極めて秘匿性(ひとくせい)が高いと判断した」と説明。女性については個人の特定を避ける観点から、トラブル発生時に局員だったかどうかも回答を避けた。

 女性へのコメントを求められた港社長は「活躍を祈ります、という言葉です」と慎重に言葉を選んだ。また女性の相談を受けて対応をした社員を批判する一部報道に触れ「限られた社員が連係して日々対応してきたが、報告は私まで上がってきていた。対応に関する判断は私の責任」と断言。一方で被害女性の胸中を「私たちの思いとは別の受け止め方をされている」と推察し「今となっては対応が適切だったのかどうか、思うところもあります。私の判断も含めて(第三者委員会に)徹底的に調査していただきたいと思っています」とした。

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