落語家の春風亭小朝とお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の南原清隆が17日、都内で行われた2月7日開催の「銀座で古典芸能を楽しむ会」(二十五世観世左近記念観世能楽堂)に向けた取材会に都内で出席した。
以前から南原の狂言に対する熱心さに目を付けていた小朝が共演をオファーし、コラボが実現。約20年間、狂言についての勉強に励んでいるという南原について小朝は「すごい素質があるとお聞きした。同じ舞台に立ちたいな思っていました」と喜びを口にした。オファーを受けた理由について南原は「小朝師匠から急に電話が来まして。まだまだ未熟なんですけど、こういう機会はないので行動しようと思いました」と明かした。
この日も取材会前に狂言について話を交わしたそうで、小朝は「1時間くらい狂言の魅力について語っていただきましてびっくりしました。この人は本気だぞと痛感しました」と南原の姿勢を評価。「当日の南原さんの狂言がすごく楽しみ。(自分の)落語よりも狂言を見ていただきたい。甘く見ている方もいらっしゃるかもしれませんが、大間違いだと思います」と太鼓判を押した。
一方の南原は「本当に甘ったれて見てください」と恐縮。「自分の出番が終わるのを今か今かと待ってます」と緊張感を漏らしていた。