巨人にFA加入した甲斐拓也捕手(32)の人的補償でソフトバンクに移籍する伊藤優輔投手(28)が17日、「G魂」で新天地での飛躍を誓った。荷物整理でG球場を訪れ「ジャイアンツでやってきたことと変わらず、必要とされる選手になりたい」と気持ちを新たにした。
1年目の21年に右肘トミー・ジョン手術を受けて育成登録に。昨年7月に支配下復帰し、1軍初登板を含む8試合で防御率1・04と結果を残した。ソフトバンクが人的補償を選択するのは初めてで「たくさんの人に支えられて、こうして呼んでもらえたのは光栄。評価に恥じない投球をしたい」と意気込んだ。
当面はG球場で練習を続け、キャンプ中に引っ越しの手配を行う予定。「生半可な気持ちじゃ1軍で投げられない。どっち(先発、中継ぎ)でもできる気持ちでいます」とパ・リーグ王者の一員として新たな一歩を踏み出す。(内田 拓希)