巨人春季キャンプの振り分けで、新人の１軍スタートはドラフト３位の荒巻悠内野手（２２）＝上武大＝のみとなった。昨年は支配下５選手が全員１軍からだった。
また、２年ぶりにＳ班が設けられる。楽天から加入した田中将や、坂本、長野、丸といった調整を一任されたベテラン組に加え、外国人と、昨季終盤に腰痛を発症し、「左第五腰椎分離症」と診断されて順調に回復している岡本がＳ班に入る。Ｓ班の独自調整期間は若手にとってアピールのチャンスとなる。
２軍には、２年連続の２軍スタートとなった小林をはじめ、高橋礼、中川ら１軍経験豊富なメンバーが並んだ。新人ではドラフト１位・石塚や同２位の浦田が入り、育成選手ではティマやフルプが支配下昇格をつかむべくアピールを目指す。右肘手術からの復帰を目指す田中千、直江は３軍スタートとなった。