パドレスが、ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手(23)の獲得を断念したと17日、全米野球記者協会所属のF・ロメロ記者が自身のXで報じた。
同記者は「複数の情報筋から、パドレスが佐々木朗希を獲得を諦めたと聞いている」などと投稿。続けて「パドレスは明日、2024―25年インターナショナルクラスの最初の正式契約を行い、ドミニカ共和国出身の左腕C・アルバレスと約100万ドル(約1億5500万円)で正式に契約する予定」と伝えた。
各球団は25年分の「国際ボーナスプール」が適用される米東部時間15日午前9時(同午後11時)から国際アマチュア選手との契約が可能となっていたが、最大の関心事である“朗希争奪戦”で最終候補まで残っている本命ドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団は資金を確保するためか、動きがなかった。
25年分の同プール金は、マリナーズなど最大で約755万5500ドル(約11億9000万円)を持つ球団がある中で、パドレスとブルージェイズは626万1600ドル(約9億9000万円)、ドジャースは全球団で最少額の514万6200ドル(約8億1000万円)。朗希獲得のため、ド軍が契約予定だった国際選手との話を白紙に戻したことが現地で伝えられるなど混乱が起きていたが、最終局面に来てパドレスが“脱落”した可能性がある。
交渉期限は同23日午後5時(同23日午前7時)。14日(同15日)に2度目の面談を行ったとされるド軍が大方の予想通り、朗希を獲得することになるのか。大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)との“夢ローテ”実現? それとも「大穴」のブルージェイズ? いずれにせよ、決着の時は近い。