J2北海道コンサドーレ札幌の岩政大樹監督(42)とMF荒野拓馬(31)が17日の沖縄句アンプでの練習後、ピッチ中央で10分間、ジェスチャーを交えながら話し合った。今キャンプで主将的役割を任されている荒野は「守備のところ。自分たちがやろうとしている戦術を共有していこうと話した」と内容の一部を明かした。詳細は語らなかったが「新しいことをやろうとしているので。それを選手としても話し合うのは大事なこと」と口にした。
岩政監督は練習前に必ず、ホワイトボードを使って選手たちに意図を説明する。この日は初めて守備の約束事を一つ示し、紅白戦を実施した。荒野は「去年まではマンツーマンDFだから分かりやすかったが、大樹さんの守備の形は今日、初めてやったので。それを理解しながら、練習試合でトライしていければ」と、まずは18日のJ3栃木戦で確認作業を行う。セリオーレとの対外試合初戦には大勝したが、「こないだが良かったからいいじゃんとは思ってはいない。危機感を感じながら、しっかりと形をつくっていきたい」と気を引き締めていた。