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ドジャースと佐々木朗希が相思相愛だったワケ 交渉期間前から本命、幹部がたびたび日本で視察も

スポーツ報知 2025年1月18日 9時16分

 ロッテからポスティングシステムを行使してメジャー移籍を目指していた佐々木朗希投手(23)が、ドジャースと契約合意したことを17日(日本時間18日)、自身のインスタグラムで明かした。23年WBCの侍ジャパンでともに世界一を経験した大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)とともに、ドジャーブルーのユニホームに袖を通すことになる。最速165キロの至宝が、常勝軍団で大谷&山本とタッグを組み、再び世界一を目指す。

 朗希は自身のインスタグラムにドジャースの帽子の写真とともに「ロサンゼルスドジャースとマイナー契約を結ばせていただくことになりました。とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるように頑張ります。入団会見では、ここまで支えて頂いたすべての皆様に感謝しながら、ドジャースのユニホームに袖を通したいと思います。」とつづった。

 ドジャースと朗希の相思相愛が実る形となった。昨年12月にポスティングの交渉が解禁となる前から本命とされていたのがドジャース。ド軍はフリードマン編成本部長らフロント幹部がたびたび来日して朗希を視察。昨年12月のウィンターミーティング中に同編成本部長は、朗希獲得は「最優先事項」と言い切った。のどから手が出るほど獲得したい大器だった。

 朗希にとっても大谷、山本が在籍して毎年のようにワールドチャンピオンを狙うドジャースはこれ以上ないチームだっただろう。西海岸のロサンゼルスに本拠地を置いて気候などの環境は申し分なく、大谷&山本の存在は心の支えになることは間違いない。大谷、山本、グラスノー、スネル、カーショー(現時点では未契約)ら球界トップクラスの投手がそろって成長につながる環境もあり、6人ローテ導入を前向きに検討していることも好材料だろう。

 もちろんダルビッシュと松井の所属したパドレス、鈴木と今永が所属するカブス、育成施設に定評のあるブルージェイズ、戦力と資金力が充実するヤンキースやメッツなどにも魅力は十分にあったはずだが、昨オフに大谷や山本を口説き落としたドジャースフロント陣の熱意が、朗希に伝わったようだ。

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