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谷佳知さん、亮子さんの次男・晃明内野手が昨春センバツ4強の中央学院に合格 中学は巨人・阿部監督も出身の名門チームでプレー

スポーツ報知 2025年1月18日 10時5分

 オリックス、巨人で活躍した谷佳知さん(51)と00年シドニー、04年アテネ五輪柔道女子48キロ級金メダリストの谷亮子さん(49)の次男・晃明内野手(15)が昨春センバツ4強の強豪・中央学院に合格したことが18日、スポーツ報知の取材で分かった。駒大でプレーする兄・佳亮(よしあき)外野手(1年=東京学館浦安)が届かなかった甲子園出場を目指して、白球に青春を懸ける。

 晃明は17日に中央学院のスポーツ単願推薦入試を受験。この日の午前中、合格通知が届いた。野村克也監督率いる社会人野球・シダックスでプレーし、愛情あふれる指導と理知的なチームマネジメントで同校を昨春センバツ4強に導いた相馬幸樹監督(45)のもと、自らを磨いていく。

 同校の志望理由について、晃明は本紙の取材にこう話した。

 「中央学院高校に入りたいと思ったのは、昨年の夏の県大会や練習を見る機会があって、相馬監督やコーチの皆さんの野球に対しての熱心さ、先輩方の活気にあふれた姿を見て、とてもいい雰囲気だと感じたからです」

 そして高校での抱負に「みんなで甲子園に行くことが目標で、中央学院高校を代表する選手になりたいです。まずはベンチに入れるように、走るなどして体を作っていきたい」と胸を躍らせた。

 5歳からアイスホッケー、テニス、イングリッシュサッカー(英語で話しながらプレーするサッカー)と幅広いジャンルのスポーツに親しんだ。柔道は「遊び感覚でやる感じ。自分は球技が得意なので」。小3で野球を始め、初めて出た試合(都大会)の初打席で本塁打を放ち、その大会でチームは優勝した。

 中学から本格的に野球へ没頭。巨人・阿部慎之助監督もプレーした浦安リトルシニアで硬球を握った。守備に定評があり、セカンドをメインに投手として登板経験もあり、外野も守れる。「チームの雰囲気はとても良くて、楽しかったです」と飛躍のきっかけをつかんだ。

 亮子さんは、試合での場内アナウンスも務めるなど、奮闘をサポートしてきた。「あっという間に高校生かという感じで…。晃明は、小さい時からスポーツを通じていろんな経験をしてきました。高校では、素晴らしい監督やコーチのもと、目標に向かって、チームの皆さんと一緒に頑張ってほしい。楽しみにしているし、応援しています」とエールを送った。

 「目標とする選手は父です。父からは、小さい時から自分自身で経験して学び、決断するということを教えてもらいました。自立することが大事だと」と晃明。「将来はプロ野球選手になりたいです。高校野球で精神面でも技術面でもレベルアップしたいです。大学に行きたいと思うし、プロになって、メジャーにも挑戦するような選手になりたいです」と夢を描いた。憧れの聖地を目指して、千葉の地で青春を燃やす。

 ◆谷 晃明(たに・こうめい)2009年10月9日、東京都生まれ。15歳。5歳からアイスホッケー、イングリッシュサッカー、テニスなど様々なスポーツを経験。アイスホッケーでは小2の時に全国大会優勝。野球は中1から巨人・阿部慎之助監督もプレーした浦安リトルシニアで本格的に取り組んだ。165センチ、62キロ。右投右打。名前の由来は「三国志」の蜀の軍師として知られる諸葛亮の字(あざな)である孔明から。

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