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「これからのプロ野球人生の指標になる」 巨人ドラ3荒巻悠がエースとの対戦熱望

スポーツ報知 2025年1月19日 5時5分

 新人11選手で唯一のキャンプ1軍スタートとなった巨人のドラフト3位・荒巻悠内野手(22)=上武大=が18日、戸郷翔征投手(24)との対戦を熱望した。キャンプ中に勝負したい投手に戸郷を挙げ、「打てるか打てないかで、これからのプロ野球人生の指標になる」と意気込んだ。宮崎キャンプ中には各投手のフリー打撃登板や紅白戦が予定される。エース撃ちを実現させ、サバイバルを勝ち抜く。

 荒巻が戦闘モードに突入した。新人合同自主トレ第2クール初日はサイドを刈り上げたニューヘアスタイルで登場。「ギアを上げていっている状態です」と内野ノックで大声を出しながらルーキーを引っ張った。前日18日に宮崎春季キャンプのメンバー振り分けが発表され、新人で唯一の1軍スタートが決定。「チャンスをいただいたので、しがみついて1軍に残れたら」と気を引き締めた。

 一流投手との対決を心待ちにしている。紅白戦で対戦したい相手を問われると「戸郷さんです」と即答した。23年WBC日本代表で3年連続2ケタ勝利の右腕に対し「巨人のエースであり、世界で活躍されている方の球を見てみたい。打てるか打てないかで、これからのプロ野球人生の指標になると思う」。戸郷打ちが実現すれば、沖縄・那覇キャンプ行きへのアピールとなる。持ち味のフルスイングで真っ向勝負を熱望した。

 過酷な“阿部式キャンプ”に飛び込む覚悟はできている。阿部監督といえば、開脚しながら地面すれすれの球を連続して打つ「ウェルカムティー」が名物メニュー。昨年はルーキーだった佐々木、泉口がもん絶しながら地獄トレをこなした。YouTubeで予習をこなし「精神力は持ってると思うので、食らいついていけたら」と目を鋭くした。

 宮崎キャンプで内野手登録の1軍メンバーは8人。同学年の秋広、中山らを含めた若手が存在感を示せば、チームの競争力は底上げされる。左の大砲候補は「持ち味は打撃。フレッシュさや元気でも目立っていけたら」と2月1日を心待ちにした。(内田 拓希)

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