ノルディックスキー・ジャンプ女子のW杯札幌大会は、札幌・大倉山ジャンプ競技場で個人第10戦(HS137メートル、K点120メートル)を行い、18年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅=クラレ=は、1回目に119・5メートル、2回目は122メートルを飛び2回合計227・1点で14位だった。
地元開催でも浮上のきっかけをつかめなかった。高梨は2回のジャンプを「内容としてはそろえられたと思う」と手応えをつかみながらも、課題の(着地時に)足を前後に入れるテレマーク姿勢がうまく入らず、飛型点の差もあって順位を上げられなかった。
悔しさいっぱいの表情だったが、それでも高梨は「テレマークを入れることで頭がいっぱいで、『出すタイミングがかなり早くなってしまっているよ』とコーチ陣にもいわれているくらいなんですが、テレマークを入れることを目標としているのでそこをやっていきたいです」と焦らず、自分と向き合い続けている。