巨人・堀田賢慎投手が18日、徹底したランニングメニューを自らに課し、先発枠争いを勝ち抜く覚悟を示した。
「僕は走るのが苦手。毎年キャンプインしてからタイム走だったりが遅いほうで、ついていくので精一杯。そこで遅れを取らないようにという思いで今、ランニングをやっています」
今オフは高卒同期で同学年、昨季8勝とブレイクした井上と自主トレを行っている。この日も午前からポール間走を14本走りきるなど、徹底して体をいじめ「(井上)温大が、僕のやってきたメニューよりも2~6本くらい多い本数を走るので、その毎日の積み重ねで本数は(例年より)だいぶ走っている。PPも去年は10本くらいだったのが、この前14本、今日も14本。本当はしんどいですけど、温大は普通に走っている。それについていきながらちょっとずつですけど、走れるようになってきている」と大粒の汗をぬぐった。
青森山田から2019年ドラフト1位で入団。5年目の昨季は先発7試合を含む自己最多17登板で3勝3敗、防御率2・45を記録した。勝負をかける今季は先発の一角として期待されており「先発としてやっていく。ライバル、先発の枠を争う選手は何人もいる。まずはそこに負けないようにする」と気合がにじむ。
2月1日から始まる宮崎春季キャンプは1軍スタート。「しっかり走れる体力と、去年からやっているフォームの改善。いいフォームで投げられることが増えてきているので、そこはキャンプに入ってからも継続していきたい」と話し「あとはケガ。一昨年、(キャンプインから)3日くらいで離脱してしまった年がある。それを繰り返さないこと。体のコンディショニングを整えないと、また同じことを繰り返してしまうのでしっかりやっていきたい」と表情を引き締めた。