◆全日本プロレス「新春ファン感謝デー 2025」(18日、新宿FACE)観衆510(札止め)
全日本プロレスは18日、新宿FACEで「新春ファン感謝デー2025」を開催した。
前売り券が全席完売し超満員札止めの人気となった「ファン感」。メインイベントで昨年10月22日の後楽園ホール大会でデビューした長尾一大心「試練の3番勝負 番外編」で長尾が宮原健斗に挑んだ。
ドロップキック、エルボーで必死に食い下がる長尾を宮原は、エルボー、厳しい場外戦、しゃちほこ逆エビ固めなどでメインイベンターの洗礼を浴びせた。最後は、16分03秒、二段階式ジャーマンスープレックスホールドで宮原が貫禄の勝利を収めた。
試合後、マイクを持った宮原は「一大心、お前が8年前、どうやらこの俺とサイン会で写真を撮ったらしいじゃないか」と語りかけると「そんな8年前の少年が夢をかなえ、このスーパースターの前に立ったんだ。自分の人生誇らしく思え。そして、お前がこのプロレスから夢をもらったようにお前が次は子供たちに夢を与えろ!」とメッセージを送り「お前しかできないプロレスでこの世界で昇り詰めた時、また、闘えるの楽しみにしてるぜ」と激励した。
バックステージで宮原は長尾へ「リング上で言ったことがすべてだ。俺らプロレスラーはリング上がすべてだ。いくら偉そうなこと言おうが、自信がないこと言おうが、あのリング上で360度のお客様が見て判断したこと、それが正しいんや」とメッセージを送った。さらに「最後のジャーマンスープレックスは俺からのお前に対するメッセージや。てめぇがこのジャーマンスープレックスをどう考えるか?後はてめぇの頭で考えて次、幕張メッセのリングに上がれ」と1・26幕張メッセ大会を見据えると「幕張メッセ、幕張メッセ、幕張メッセ」と連呼し歌舞伎町の人混みへ紛れ込んだ。
敗れた長尾は「負けた分、やり返すのは全員一緒です。必ず負けた分、強くなって全員にやり返します」といつの日か雪辱を誓った。
◆1・18新宿全成績
▼第1試合 バカの時代 vs ゼンニチ本隊 6人タッグマッチ
○芦野祥太郎、田村男児、井上凌(9分59秒、アンクルロック)鈴木秀樹、宮本裕向●、佐藤光留
▼第2試合 ELPIDA vs ELPIDA スペシャルタッグマッチ
○安齊勇馬、綾部蓮(13分03秒、ギムレット→片エビ固め)本田竜輝、ライジング HAYATO●
▼第3試合 新宿No.1決定戦 6人タッグマッチ
○MUSASHI、吉岡世起、立花誠吾(12分43秒、二天一流→体固め)大森北斗、愛澤 No.1●、“ミスター斉藤”土井成樹
▼第4試合 兄 vs 弟 スペシャルタッグマッチ
斉藤ジュン、○青柳優馬(14分50秒、THE FOOL→片エビ固め)斉藤レイ、青柳亮生●
▼メインイベント 長尾一大心 試練の3番勝負 番外編 スペシャルシングルマッチ
○宮原健斗(16分03秒、二段階式ジャーマンスープレックスホールド)長尾一大心●