◆全日本プロレス「新春ファン感謝デー 2025」(18日、新宿FACE)観衆510(札止め)
全日本プロレスは18日、新宿FACEで「新春ファン感謝デー2025」を開催した。
前売り券が全席完売し超満員札止めの人気となった「ファン感」。第4試合の「兄 vs 弟 スペシャルタッグマッチ」で三冠ヘビー級王者の斉藤ジュンが青柳優馬と組んで弟の斉藤レイ、青柳亮生と対戦した。
一時的に兄弟の縁を切って「兄」対「おとうと」の枠組みで対戦した「感謝デー」ならではの斬新なタッグマッチは、斉藤ブラザースがタッチを間違えるなど、ほほえましいシーンが連続。最後は白熱の攻防から青柳優馬が14分50秒、THE FOOLで弟の亮生を沈め兄の貫禄を示した。
試合後、マイクを持った優馬は、弟に「いけるな?」と語りかけると「斉藤ブラザーズ!お前たちいいベルトを持っているじゃないか?この俺、青柳優馬と青柳亮生でその世界タッグのベルトをかけて戦ってもらえないだろうか?」と挑戦を表明した。
これにレイは「おい、青柳優馬…いや青柳優馬ブラザース面白ぇじゃねぇか。俺たち斉藤ブラザースと史上初の兄弟での世界戦タッグを…世界タッグ戦をやってやるぜ!」とかみながらも受諾。世界タッグ戦で史上初となる「兄弟タッグ」同士の対決が確実になった
現在、ジャンボ鶴田&谷津嘉章組と並ぶ「世界タッグ王座」史上最多タイの7連続防衛を達成している斉藤ブラザース。新記録は「青柳兄弟」との対戦が濃厚になった。一方、青柳兄弟は、勝てば記念すべき「第100代」王者になる。バックステージで優馬は「全日本プロレスで兄弟といえば青柳ブラザースが先だったんだぞ」とマウントを取った。亮生は「よっしゃ!100代!青柳兄弟100代!」と絶叫した。
◆1・18新宿全成績
▼第1試合 バカの時代 vs ゼンニチ本隊 6人タッグマッチ
○芦野祥太郎、田村男児、井上凌(9分59秒、アンクルロック)鈴木秀樹、宮本裕向●、佐藤光留
▼第2試合 ELPIDA vs ELPIDA スペシャルタッグマッチ
○安齊勇馬、綾部蓮(13分03秒、ギムレット→片エビ固め)本田竜輝、ライジング HAYATO●
▼第3試合 新宿No.1決定戦 6人タッグマッチ
○MUSASHI、吉岡世起、立花誠吾(12分43秒、二天一流→体固め)大森北斗、愛澤 No.1●、“ミスター斉藤”土井成樹
▼第4試合 兄 vs 弟 スペシャルタッグマッチ
斉藤ジュン、○青柳優馬(14分50秒、THE FOOL→片エビ固め)斉藤レイ、青柳亮生●
▼メインイベント 長尾一大心 試練の3番勝負 番外編 スペシャルシングルマッチ
○宮原健斗(16分03秒、二段階式ジャーマンスープレックスホールド)長尾一大心●