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“現役JK”山岡聖怜、デビュー5戦目「ベルト奪取」大快挙…高橋奈七永と「ツインスター王座」獲得「親孝行できて良かったです」…1・19後楽園全成績

スポーツ報知 2025年1月19日 13時55分

◆マリーゴールド「MARIGOLD NEWYEARS GOLDEN GARDEN」(19日、後楽園ホール)観衆785

 女子プロレスのマリーゴールドは19日、後楽園ホールで「MARIGOLD NEWYEARS GOLDEN GARDEN」を開催した。

 メインイベントで3日の大田区総合体育館大会でデビューした“スーパールーキー”山岡聖怜が5月に引退する高橋奈七永と組んでボジラ、タンクのツインスター王座へ挑戦。白熱の試合は、山岡がタンクを19分32秒、ジャーマンスープレックスからのエビ固めで破り、山岡はデビュー5戦目で初のタイトルマッチ挑戦でベルト奪取する大快挙を達成した。

 1・3大田区総合体育館大会のMIRAIとのデビュー戦から5戦目でベルト奪取。プロレスラーとなってわずか16日目での大快挙にホールは大きな「セリ・コール」で祝福した。山岡は「奈七永さんが引退する前にどうしてもベルトを巻いて欲しくて…」と感極まると「親孝行できてよかったです」と笑顔を浮かべた。

 これに高橋が観客へ「お母さんコール」を促すと、ホールは「お母さんコール」に包まれた。マイクを手にした高橋は「デビューしてたった5試合目でチャンピオンになるとはたいしたもんだよ!」と絶賛した。そして山岡は「私したいことあるんですよ。ちょっと来てください」と誘うと、入場時に手にした「日の丸」を高橋に持ってもらい肩車した。まるで五輪で吉田沙保里さんらレスリング女子の選手が金メダルを獲得した時を思わせる儀式を再現。ホールは大きな拍手に包まれた。

 46歳の高橋と18歳の山岡。28歳差の“親子タッグ”は、バックステージで山岡が「本当に感謝しています」と“母”に頭を下げると、高橋は「どんどん突き進んでいけたらうれしいです。聖怜のパッションをすごい感じました」と“娘を”たたえた。「実感わかなくて、本当に私でいいのかなと思っちゃうんですけど、このベルトを巻いたからには、このベルトの価値を上げます」と目を輝かせた。

 山岡は、2006年11月13日、福岡市出身の18歳。レスリングでは、2019年にジュニアクイーンズカップ(中学生)フリースタイルの39キロ級5位。同年、全国中学選抜選手権フリースタイル42キロ級5位。21年、全国中学選抜選手権フリースタイル54キロ級2位。22年、ジュニアクイーンズカップ(U17)フリースタイル49キロ級4位。同年、全日本ビーチレスリング(高校生)軽量級1位など高い実績を持つ。姉は元レスリング選手でグラビアアイドル(ミスヤングマガジン2021)の山岡雅弥。インスタグラムでも積極的に写真を更新。現在、フォロワーは3・8万人と注目度は上昇を続けている。3日のデビュー戦ではMIRAIに挑み試合時間の15分を引き分ける大善戦。さらに自ら延長戦を要求し最後は敗れたが高い能力を示した。

 デビュー5戦目でのタイトル初奪取は記録的なスピード。現在、高校三年生の山岡。マリーゴールドに“現役JK”王者が誕生した。

 ◆1・19全成績

 ▼ツインスター選手権

挑戦者・高橋奈七永、○山岡聖怜(19分32秒、ジャーマンスープレックス↓エビ固め)王者組・ボジラ、タンク●

 ▼ユナイテッド・ナショナル選手権

○王者・桜井麻衣(16分02秒、グロリアスドライバー→片エビ固め)挑戦者・野崎渚●

 ▼スーパーフライ選手権

○王者・ビクトリア弓月(8分、クロスアーム・スープレックス・ホールド)挑戦者・真白優希●

 ▼シングルマッチ

○林下詩美(5分30秒、コウモリ吊り落とし→体固め)メガトン●

 ▼タッグマッチ

MIRAI、○松井珠紗(12分46秒、MMB)青野未来、翔月なつみ●

 ▼タッグマッチ

○石川奈青、瀬戸レア(7分42秒、変形クロスローズ→体固め)山田奈保●、リアラ

 ▼シングルマッチ

○後藤智香(7分25秒、チョークスラム→片エビ固め)勇気みなみ●

 ▼シングルマッチ

○CHIAKI(9分06秒、アルゼンチン・バックブリーカー)咲村良子●

 

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