◆第72回日経新春杯・G2(1月19日、中京競馬場・芝2200メートル、良)
年明け恒例の4歳以上によるハンデ重賞は16頭によって争われ、西村淳也騎手が騎乗した4番人気でハンデ57・5キロを背負ったロードデルレイ(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎、父ロードカナロア)が直線で抜け出し、重賞初制覇を飾った。昨秋はアンドロメダS、中日新聞杯と2走していずれも2着。5歳初戦で惜敗続きにピリオドを打った。西村淳騎手、中内田調教師ともに初勝利。勝ちタイムは2分9秒8。
2着は3番人気のショウナンラプンタ(鮫島克駿騎手)、3着は7番人気のマイネルエンペラー(幸英明騎手)だった。
西村淳也騎手(ロードデルレイ=1着)「本当にうれしいです。前走で初めて乗せてもらって、すごくいい馬だと思っていました。(坂井)瑠星先輩、(川田)将雅さんに教育されているのが分かりましたし、厩舎関係者の方が丁寧にしてくれた結果だと思います。(道中は)特に考えることなく、あの子のペースでいきました。少し折り合いに難しいところがありますが、勝負しにいきました。進路が開いていたし、いい競馬ができたと思います。今後が楽しみな一頭です」
中内田調教師(ロードデルレイ=1着)「道中スムーズに運べて、抜けたのが早くてソラを使ったけど、それでも勝ち切ってくれました。馬の状態も良く、強い競馬でした。もともと期待していたし、前走、前々走と強い馬に負けたけど、しっかり走ってくれていました。精神面に危うさはあるので、その点はもう少し改善していきたいです。2000メートルをメインで使ってきましたが、今回2200メートルをこなしてくれたのは大きな収穫。選択肢が広がりますね」