◆ラグビー▽リーグワン第5節 神戸50―22浦安(19日・ノエビアスタジアム神戸)
神戸が今季最多の50得点で連敗をストップし、2勝目を挙げた。
1995年1月17日の阪神・淡路大震災から30年となり、「1・17メモリアルジャージー」を着用しての一戦。開始3分でロックのレタリックが先制トライを奪った。同点に追いつかれても、連続トライで前半は29―12とリードを広げ、折り返した。
後半5分にトライを奪われたが、同20、28分にWTB松永が連続トライ。前半30分のトライも含めてハットトリックの松永は「この試合は落とせないと思っていた。全部出し切れて、勝利できた」と、特別な日の一勝に安どした。
リーグ戦通算150試合を達成した元日本代表SH日和佐は神戸市出身。小学1年生で震災を経験した。フル出場を果たした37歳も「先輩たちの思いも背負ってプレーした。勝つために全力だった。今日は勝たないといけないと僕だけじゃなく、チームとして、街として思っていたこと。ホッとしてます」と安ど。試合後には150試合出場のセレモニーが行われ、長女から強烈なタックルを“プレゼント”された。「80分出て、足がつってました。いいタックルでした」と笑みを浮かべた。