◆第65回京成杯・G3(1月19日、中山競馬場・芝2000メートル、良)
昨年のダービー馬ダノンデサイルが重賞初制覇を飾ったクラシックへの登竜門となる一戦は3歳牡馬14頭が出走し、単勝11番人気のニシノエージェント(美浦・千葉直人厩舎、父イスラボニータ)が、重賞初挑戦で初タイトルを獲得した。開業2年目の千葉調教師は、これがJRA重賞初勝利。津村明秀騎手は昨年のヴィクトリアマイル(テンハッピーローズ)以来の重賞勝利で、京成杯は初制覇となった。勝ち時計は1分59秒9。
2着は6番人気のドラゴンブースト(丹内祐次騎手)、3着は9番人気のミニトランザット(田辺裕信騎手)だった。3連単は172万7970円で、2022年の32万3010円を上回る同レース史上最高配当になった。
津村明秀騎手(ニシノエージェント=1着)「スタートしてから3、4コーナーで抜けてくるまで、本当に何もかも全てがうまくいったような感じでした。スタートしてから結構、横並びになっていて、ちょっとこれは速くなりそうだなっていうような感じだったので、後ろで冷静に見られていたので、それに馬も応えてリズム良く走ってくれました。3、4コーナーでごちゃついてましたけど、本当に1頭分のところを、うまくさばいてこれましたし、ここ最近で一番うまくいったんじゃないかっていうようなレースでした。調教で乗っても前走よりも乗りやすくなっていましたし、しまいの動きもすごく良くて、状態自体は本当に期待を持っていけるような感じでした。やっぱり重賞を勝ったということで、春に大きな舞台が待っているので、そこまで順調にいければと思っています」