元モーニング娘。の道重さゆみが19日、今夏に開催するコンサートツアーをもって芸能界から引退することを発表した。
道重はインスタグラムや公式ブログで「今年の夏に開催予定のコンサートツアーをもって活動の全てを終了いたします」と報告。同時に「突然のご報告に驚かせてしまっているかと思います。ごめんなさい」と謝罪した。
引退の理由について、23年に強迫性障害の診断を受けたことから「そんな中で活動を続けていくのは、難しい、限界だな、と感じるようになり、会社にもその都度、相談させていただいていました」と告白。残りの活動に向けて「今、私にできることを精いっぱいし、感謝の気持ちを届けたいと思っています。そして、勝手ではありますが、大好きなファンの皆さんとたくさん笑い、楽しく過ごしたいです」とつづった。
道重は2003年1月にモーニング娘。に加入。12年からリーダーを務め、14年11月にグループを卒業し休業。グループ在籍4329日は当時の最長記録だった。その後、17年3月に活動を再開するも、23年に「強迫性障害」で活動を一部制限することを発表していた。
【全文】
ファンの皆様へ
いつも温かい応援、ありがとうございます。
ご報告です。私、道重さゆみは、今年の夏に開催予定のコンサートツアーをもって活動の全てを終了いたします。突然のご報告に驚かせてしまっているかと思います。ごめんなさい。
私は、ファンの皆さんのことが大好きです。楽しい事も悲しい事も、ファンの皆さんに話を聞いてもらおう! ファンの皆さんに会えるから頑張ろう!と、そんな風にして日々を生きてきました。
ライブをしている時間が1番楽しいと思える瞬間で、その空間にいられる事が、ピンク一面の光景を見る事が、何よりも私の幸せな時間です。
その一方で、ここ数年は、ステージから降りて、1人になると途端に、不安感や恐怖心がなかなか頭から離れてくれず、日々、不安定な気持ちでした。
安心したいと思っての行動が、結果、また不安に繋がってしまう事も分かっているのに、どうしても止まらず、敢えて自分から不安を探してしまっているような感覚にもなって、苦しい時間が続いています。
一昨年末に『強迫性障害』と診断されて、正直ほっとした部分もありました。
そして、一部の活動を制限しながら活動させていただいていました。
ですが、その制限している仕事をいつまでも再開する事ができない今の自分へのもどかしさもある中、
今まで出来てた仕事の中に、もうできないかもしれないと思う事も増えてきました。
そんな中で活動を続けていくのは、難しい、限界だな、と感じるようになり、会社にもその都度、相談させていただいていました。
そして、今回、この決断をさせていただきました。
本日、2025年1月19日、私がこの世界に入って22年が経ちました。
芸能生活22年、私のそばにはいつも、ファンの方がいてくれました。
心から、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
皆さんに会えなくなるのは寂しい、皆さんに寂しい思いをさせてしまう、それは休業を経験した私が1番分かっているはずなのに、この選択になってしまったこと、ごめんなさい。
夏のコンサートツアーまで約半年、今、私にできることを精一杯し、感謝の気持ちを届けたいと思っています。
そして、勝手ではありますが、大好きなファンの皆さんとたくさん笑い、楽しく過ごしたいです。
最後まで、どうか、宜(よろ)しくお願い致します。
2025年1月19日 道重さゆみ