◆第66回アメリカJCC・G2(1月26日、中山・芝2200メートル)
22年の菊花賞、有馬記念でともに2着だった実力馬ボルドグフーシュ(牡6歳、栗東・宮本博厩舎、父スクリーンヒーロー)に期待したい。前走のチャレンジCは、23年の天皇賞春以来、1年7か月ぶりの競馬だったが、4角から大外を回って早めに動き、見せ場をつくった。最後は止まったが、4着に踏ん張ったあたりが地力の証明だろう。プラス16キロで少し余裕もあったことを考えれば、次走が楽しみになった。
前走後は短期放牧を挟んで順調に調整されている。16日の1週前追い切りでは栗東・坂路で52秒5―11秒9をマークした。パワフルな動きで、見た目にも体が引き締まり、上積みは大きそうだ。有馬記念2着があり、中山の坂も問題なし。ロングスパートがしやすい外回りコースで復活がある。(山下 優)