◆第66回アメリカJCC・G2(1月26日、中山競馬場・芝2200メートル)
前走の函館記念(9着)以来の久々となるマイネルクリソーラ(牡6歳、美浦・手塚貴久厩舎、父スクリーンヒーロー)が復調してきた。登録段階では「5分の2」の抽選対象となっているが、突破すれば一発ムードが漂う。
12月20日に帰厩後は、美浦・Wコースと坂路を併用して乗り込みを消化。1月16日のWコースでの1週前追い切りは6ハロン84秒2―11秒8の馬なりで僚馬に先着して、脚さばきの良さが目を引いた。手塚調教師が「今回はかなりいい。もともと背中のいい馬で、走りそうな感じはあります」と言えば、手綱を執った津村明秀騎手も「すごくいいですよ。荒れてきた馬場はいいと思う。メンバーは強いですけど、楽しみです」と出来の良さを強調する。
昨年の中山金杯でも3着と好走しているように、中山コースとは相性がいい。出遅れに泣いた3走前の中山記念も、4角14番手から5着まで追い上げた脚は光った。激走の使者となる資格はあるとみて、まずは抽選突破を祈るばかりだ。(坂本 達洋)