昨年8月に亡くなった俳優・下村青さん(旧名・下村尊則、享年60)のお別れの会が19日、東京・芝パークホテルで行われ、約650人が献花した。
劇団四季などで活躍し、演技派として知られた下村さん。会場には同劇団出身で交流の深かった俳優・石丸幹二、女優・野村玲子、劇団四季・吉田智誉樹社長らの姿があった。自由に献花する形式で大輪のダリアの花が使われた。会場には若いときからの映像が流され、舞台写真、衣装、ぼろぼろになるまで使い込まれた台本なども展示された。
関係者は「準備に約5か月を要しました。本当にたくさんの方に来ていただきました」と話す。訪れた人々には、下村さんの生前の文章「僕は 迷ったことがない なぜなら いつも やりたいことが あったから…」などと記されたポストカードが配られた。