東都大学リーグの亜大は19日、東京・あきる野市の神社で必勝祈願を行った。最速150キロで今秋ドラフト候補に挙がる斉藤汰直(たいち)投手(3年=武庫荘総合)は「リーグ優勝と日本一」を目標を掲げたうえで「この春に化けたい」と最終学年での進化を誓った。
斉藤は昨春のリーグ戦で4勝3敗の数字を残し、東都のエースの仲間入りを果たした。60イニングを超える投球回数はダントツの数字。まさしく大車輪の活躍だった。ところが、秋はコンディションが整わず、投げたのはわずか13イニング。1勝に終わっただけに、ラストイヤーにかける思いは強い。
現在、直球の出力を上げるためフォームの改善に取り組んでいる。「春に152~3キロを出し、155キロを目指したい」と斉藤。得意の落ち球をまじえ「ここぞという時に三振で流れを変えることができる投手」を目指す。
亜大は2022年春を最後に優勝から遠ざかっている。「昨年は青学が4冠を取るなど、やられっぱなし。自分が中心で投げて、もう一度強い亜細亜を作りたい」と力強く話した。