日本ハムのドラフト1位で二刀流の柴田獅子(れお)投手(18)=福岡大大濠=がまたまたミラクルを起こした。19日、千葉・鎌ケ谷で行われた「新入団選手歓迎式典」に出席。新人を代表して同市の芝田裕美市長(63)に転入届を提出した。そこで、市長が自身の息子も「れお(伶央)」であることを明かした。漢字こそ違うが読みは同姓同名。さすがのドラ1も人生初の“出会い”に「びっくりしました」と仰天した。
入寮の際には、羽田空港で乗り込んだタクシーの運転手が鎌ケ谷出身というミラクルも起こしており、「縁を感じる」としみじみ。市長からは「子供たちの憧れになる選手に」とエールを送られイベントでは、今年の漢字に「鍛」を記した。「土台となる体づくりをしっかりして、プロでのスタートをきれるように」。さまざまな縁に導かれるように拠点を置いた鎌ケ谷で鍛錬を積み、1軍に羽ばたいて“親孝行”を果たす。(川上 晴輝)