ヤクルトが協力する、オープンハウスグループ主催の子供たちを対象とした野球教室「第１回 Ｏ－ＥＮ ＫＩＤＳチャレンジ－野球アカデミー」が１９日、神宮球場で行われ、２０人が参加。スワローズベースボールアカデミーの度会博文ヘッドコーチ（５２）、村中恭兵コーチ（３７）、平井諒コーチ（３３）ら７人が指導を行った。
晴天に恵まれた神宮の杜に、明るい声が響き渡った。子供たちはキャッチボールやティーバッティング、ベースランニング、ノックに臨み、コーチたちから「いいぞ！」「ナイスチャレンジ！」といった励ましの声を掛けられる中、懸命に白球を追いかけた。
渡辺大翔くん（小４）はストラックアウトに夢中になり「めちゃくちゃ楽しかったです」と笑顔。昨年７月１９日のヤクルト・ＤｅＮＡ戦（神宮）で始球式を務めた吉次楽くん（小２）も「打つのが楽しかった！」と声を弾ませた。
今回の野球教室は、オープンハウスグループが企業姿勢の「挑戦する人や組織を応援する」を目的に、挑戦したい気持ちがある一方、様々な背景から挑戦する機会や環境がない子供たちに向けて、現状から前進するためのきっかけ・機会を提供するために開催された。
度会ヘッドコーチは「子供たちが野球をやっている姿を見ていると、こちらも楽しくなってくる。元気をもらっている感じです」と語り、「子供たちの成長は速く、ちょっと説明するだけでどんどんうまくなる。成長を見るのは楽しいこと。野球は楽しいので、やる子が増えてくれたらいいなと思います」と、さらなる野球普及へ汗を流す決意だ。（加藤 弘士）