ロッテからポスティングシステムを利用し、ドジャース入りを決断した佐々木朗希投手の背番号が「11」になる可能性が浮上した。佐々木は、17日(日本時間18日)にドジャースとの契約合意を発表。新背番号に注目が集まっていた。
23年から背番号「11」を着用するミゲル・ロハス内野手(35)が、20日までに自身のインスタグラムのストーリーズを更新。デビューした14年の背番号「72」姿の写真に「Back to the loots(原点回帰)」などの文言を添え、背番号変更&復帰を示唆したことで、佐々木に譲った見方が広がっている。35歳のベテラン内野手は、自身の左腕に「11」とタトゥーを彫るほど愛着を持っているが、チームが日本の至宝を獲得するために最大限の協力をした格好となる。
佐々木にとっても思い入れのある番号だ。高校日本代表だった2019年9月のU18ワールドカップで「11」を着用。23年のWBCでは「14」だったが、前年11月の強化試合では「11」を背負っていた。また、尊敬するパドレス・ダルビッシュ有が長年背負い、さらには最終面談にも同席したドジャース・大谷翔平の日本ハム時代の番号でもある。
佐々木の背番号を巡っては、ロッテでつけた「17」は大谷が使用中。大谷はエンゼルス時代から背負い、ド軍移籍時にリリーフ右腕・ケリーから譲り受けた。佐々木が侍ジャパンでつけた「14」は永久欠番。エースナンバーの「18」は山本で、10番台の空きは現時点で「12」だけ。一方、17年にダルビッシュが着用した「21」が、今オフのビューラー移籍に伴い空き番号となっていた。
得意の“お菓子交流”の可能性も浮上だ。大谷はドジャース入りの際、背番号「17」を譲ってくれたケリーに高級車ポルシェを贈呈している。23年WBCで1次ラウンド・チェコ戦で死球をぶつけた選手に対し、滞在先で両手いっぱいの親会社「ロッテ」のお菓子で“謝罪”したことが、チェコや米メディアなどで称賛された佐々木。背番号「11」が実現となれば、佐々木の“お礼”にも注目が集まる。