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5球団で通算634勝を挙げたトーボーグ元監督が83歳で死去 現役時代は3度、ノーヒッターの女房役

スポーツ報知 2025年1月20日 11時14分

 ホワイトソックスは、大リーガー、監督、アナウンサーとして活躍したジェフ・トーボーグ氏が19日(日本時間20日)に83歳で死去したと発表した。トーボーグ氏は捕手として1964年から73年までドジャースとエンゼルスで10シーズンプレー。その後77年から2003年までの足かけ11シーズン、計5球団で監督を務め通算634勝を挙げた。

 ドジャースで7シーズン控え捕手として65、66年のリーグ2連覇に貢献。65年9月9日の対カブス戦では左腕サンディ・コーファックスの14三振を奪って完全試合を成し遂げた試合で好リード。また、73年5月15日・ロイヤルズ戦、通算7度ノーヒッターをマークしたノーラン・ライアン(当時エンゼルス)の最初の快挙の試合でマスクをかぶっており、野球殿堂入りした大投手の大記録に立ち会った。70年7月20日・フィリーズ戦でのビル・シンガー(当時ドジャース)のノーヒッターの捕手も務めており、3度のノーヒットノーランを記録したわずか18人の捕手のうちの1人。

 通算574試合に出場し2割1分4厘、8本塁打で77年シーズン途中にインディアンスの監督に就任。その後はホワイトソックス、メッツ、エクスポズ、マーリンズで指揮。90年ホワイトソックスで90勝したシーズンはア・リーグ最優秀監督賞にも選ばれた。グラウンドを離れてからはエクスポズ、マーリンズ、ブレーブスで解説者となった。

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