◆第30回プロキオンS・G2(1月26日、中京競馬場・ダート1800メートルi=1着馬にフェブラリーSの優先出走権)
カズペトシーン(牡5歳、栗東・池添学厩舎、父ルーラーシップ)の末脚に期待している。今回と同舞台の大府特別(2勝クラス)、アニバーサリーS(3勝クラス)を連勝。前走の武蔵野Sで重賞に初挑戦すると、4角13番手から猛然と追い込んで、勝ったエンペラーワケアから0秒2差の2着に好走。オープン初戦でいきなりめどを立てた。
近7戦で6度、上がり3ハロン最速を記録。しまいの切れ味と安定感はすでにG1級と言っていい。前有利の傾向が強い中京・ダート1800メートルで2戦連続で後方一気を決めていることが能力の高さを裏付けている。
4走前の小倉は逃げ馬と番手で運んだ馬がそのまま1、2着に入る前残りだったが、外から差し脚を伸ばして3着。展開を問わず、自分の脚はしっかり使えるタイプで大崩れしないのも魅力だ。
僚馬で昨年のチャンピオンズC3着馬ドゥラエレーデ、みやこS覇者サンライズジパングなどメンバーはそろったが、初タイトル奪取のチャンスだ。(山本 理貴)