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竹内英明元県議が死亡 斎藤元彦兵庫県知事「大変ショック」「SNSは冷静な使い方を」と要望

スポーツ報知 2025年1月20日 11時40分

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を百条委員会で厳しく追及し、インターネット上で誹謗(ひぼう)中傷を受けたことを理由に、県議を辞職した竹内英明氏が18日夜、死亡していたことがわかった。自殺とみられる。この件を受け斎藤知事は20日朝、記者団の質問に応じ「大変ショックを受けております。心からお悔やみを申し上げます」とコメントを読み上げた。

 SNSでの中傷に悩んでいたという報道もあり、斎藤知事は「人の心や気持ちを傷つけるということは、してはならない行動。SNSについては、多くの県民や国民の皆様が良い使い方、冷静な使い方をされるということが大事」と話した。また、県でも今後、条例の制定に向けて準備をしていくとした。事前に用意された文章を読み上げた一方で、今の自身の気持ちについて問われた斎藤知事は「財政改革を中心に、様々な県政のテーマで議論を交わしてきた。いろんな提案をいただいたり、時には厳しいやり取りもさせていただきました。大変お世話になった方だけに大変ショックを感じました」と、視線を落とした。

 選挙戦では、斎藤氏を応援する目的で立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」の党首・立花孝志氏が、竹内氏を含む委員に関する情報などを街頭やネット上で発信。県民連合幹部によると、立花氏が交流サイト(SNS)上で竹内氏の自宅に行くと予告したり、デマ情報を流したりして生活が脅かされ、家族を守るために辞職を決断したとの説明を受けていた。立花氏のSNS上での言動についての受け止めを問われ「私は立花さんのSNSの詳細は拝見していませんので、あとは個人としての発信、そして政治に携わる方での発信でもありますが、SNSというものはそれぞれが理性的に運用されるということは大事だと思います」と話すにとどめた。

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