女優の吉岡里帆が20日、東京・上野の東京国立博物館平成館でPR大使と音声ガイドナビゲーターを務める特別展「旧嵯峨御所大覚寺‐百花繚乱 御所ゆかりの絵画‐」(21日~3月16日)の取材会に着物姿で出席した。
120面を超える障壁画のほか、信仰の歴史を物語る歴代天皇の書や平安時代後期の仏像を代表する明円作「五大明王像」など、密教美術の名品も公開する。京都出身で幼い頃、大覚寺に絵を描きに行ったという吉岡は「天皇家にもゆかりのある華やかな空気感を味わっていただける展示会だと思います。当時の作品を作られた方々の繊細な技術にも感動します」とアピールした。
源氏ゆかりの刀剣である「膝丸」「髭切」が東京でそろって展示されるのは初めて。「私もさっき拝見して、刀剣ファンの方もお待ちかねと思いますが、1つずつではなく、並んで見せてもらえる展示に、愛情を感じましたし、兄弟が一緒に、同じ空間にいることにエモーショナルを感じてもらえると思います」と思いを込めた。