日本ハムは20日、キャンプメンバーの振り分けを発表した。
ルーキーは全員が2軍からのスタート。新庄剛志監督は「慌てる必要はない。4日目に紅白戦をしてね」と話し、4日に2軍キャンプ地・国頭で行う紅白戦で状態を確認する可能性も示唆した。
初の1軍スタートとなったのは21年ドラフト1位の達孝太投手。順調に育成が進み、指揮官は「もう、ちょっと期待してもいいでしょ。期待に応えられなかったら枠には入れないってこと」と4年目のブレイクに期待した。
野手では、育成3年目の山口アタル外野手が初の1軍キャンプのチャンスを得た。カナダ出身だが、テストを受けて育成ドラフトで入団した逆輸入選手。23年7月には「左膝前十字靭帯(じんたい)再々建術」を受け、全治8か月というけがもあったが、昨季はリハビリから復帰し35試合の出場で2割4分7厘、4本塁打とパワーの片りんを見せていた。
新庄監督は「見たくないですか? 去年とか、けがしてなかったら2桁(支配下)になってたかもしれない選手だから。何がいいかって、そんなに軸がぶれずに振って、1軍のピッチャーだったら、セカンドとファーストの後ろに(落ちる)。バット出がいいから、彼は。そこに3打数4安打ぐらい打つんじゃない(笑)。全部ポテンヒットで」とパワフルな打撃に期待した。
投手では昨季支配下に上がった福島と柳川、FAで加入した福谷も1軍スタート。捕手では現役ドラフトで加入した吉田が、1軍からスタートする。
キャンプ1軍メンバーは以下の通り。
▽投手 12矢沢宏太、13生田目翼、14加藤貴之、16達孝太、17伊藤大海、18山﨑福也、22杉浦稔大、24金村尚真、25宮西尚生、26田中正義、28河野竜生、37古林睿煬、41福谷浩司、42ザバラ、45バーヘイゲン、48斎藤友貴哉、52池田隆英、57北山亘基、67山本拓実、94福島蓮、95柳川大晟
▽捕手 2マルティネス、23伏見寅威、30郡司裕也、33進藤勇也、60吉田賢吾、64 田宮裕涼
▽内野手 4上川畑大悟、5野村佑希、21清宮幸太郎、38石井一成、43水野達稀、58奈良間大己
▽外野手 7松本剛、50五十幡亮汰、53水谷瞬、61今川優馬、66万波中正、99レイエス、127山口アタル