TBS系報道番組「Nスタ」(月曜~金曜・午後3時49分)では冒頭で一部週刊誌で報じられたタレント・中居正広による女性トラブル、またそれに関して、港浩一社長が初めて言及した17日のフジテレビの定例社長会見について報じた。
同番組では、冒頭、今回の問題を受け、25社以上の企業がフジテレビのCM放送を見合わせたと伝えた。
ホラン千秋とともにメインキャスターを務める井上貴博アナウンサーは「25社を超える企業がフジテレビでのCM放送を見合わせる異例の展開になっています」と報じた上で「TBSテレビは中居正広さんが出演する『中居正広の金曜のスマイルたちへ』は放送を終了し、同じく出演している『THE MC3』については降板すると発表しました」と自社番組について発表。
「TBSテレビは中居さんが出演する番組の制作や放送について、中居さん、女性側双方の代理人と対話を行ってきました。状況を総合的に判断して放送の終了と降板を決めたとしています」と説明した上で「また、放送の終了と降板は中居さん本人に伝え、了承を得ているとしています」とした。
さらに「TBSテレビは芸能関係者とテレビ局員の関係を巡る一連の報道を踏まえ、実態を把握するための社内調査を始めていると発表しています」と明らかに。「TBSグループの人権方針に則り、実態を把握するための社内調査を始めていると発表しました。TBSテレビによりますとアナウンサーを始めとする社員を対象にTBSのコンプライアンス部門が弁護士の助言を得ながら実施します。問題が把握された場合には適切に対処するとしています」とした。
以上を報じた後で井上アナは「この一連の報道で大きな問題になっているのが、テレビ局と業界関係者の会合に性接待があったのか、そして、それが強要されていたのか、常態化していたのかという点です。この点に関してはフジテレビだけの問題ではありません。業界全体として信頼を失っていますし、業界全体が問われている。今、テレビをご覧の皆さんもお宅の局はどうなんだ?と。人には厳しい、自分たちに甘い。そういった厳しい目が向けられていることを我々も自覚しています。今回行われる調査についても透明性をいかに確保することができるのか、それをいかに視聴者の皆さん、スポンサーの皆さんに説明する義務、責任があると、私は考えています」と意見を述べた。