日本ハムの新庄剛志監督が20日、都内で行われた監督会議で改めて“上沢問題”に言及した。
監督会議の中で、メジャー移籍しながら1年でソフトバンクに移籍した上沢のケースについて、新庄監督が改めて問題提起した。「ポスティングで行って1年でダメでソフトバンクに行く、この流れはやめてほしいっていうのは言いました」。さらに他の監督からは反応がなかったことを明かし「あんまり触れないでしょ、この問題に関して。でも僕は違うものは違う、誰に何と思われようが、プロ野球にとってよくないというものに対して言ってるだけ」とき然と語った。
発言のきっかけは吉井監督からの振りだったとし、「吉井監督が『ポスティングシステムに対してどう思いますか、新庄監督』って言われた。有原くん行って、上沢くん行って、もしですよ青柳くんとか、小笠原くん、佐々木くんにしても、何かトラブルがあったり活躍できなくて、万が一首切られました。そしたら間違いなく欲しいじゃないですか。戻ってくると思うしね。それをソフトバンクに行ってしまうって流れはつくって欲しくない」と訴えた。
せめて1年で帰国した場合は、1年間は元の球団でプレーして欲しいと私見を述べた上で「1年向こう行ってダメで、さあ違う球団ってなると、監督をしてる立場としてはハッ?てはなりますよね。一番ベストは、向こうでもう1年やること。マイナーを、どんだけつらかろうが、どんな理由だろうが。1年、2年、3年やったら、夢に向かってトライしたんだって、よその球団行かれても仕方ないかなっていう判断にはなるかもしれない。戻ってきて欲しいけど」。改めてポスティング1年後に、国内他球団へ移籍することへの制限を求めていた。