◆プロボクシング フェニックスバトル131▽日本フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・松本圭佑―同級1位・大久祐哉(3月25日、東京・後楽園ホール)
大橋ジムは20日、東京ドームシティ内で、3月25日に東京・後楽園ホールで行う「フェニックスバトル131」の対戦カードを発表。メインイベントでは日本フェザー級王者・松本圭佑(大橋)が同級1位・大久祐哉(金子)相手に5度目の防衛戦を闘う。セミファイナルではともに世界挑戦経験のある清水聡(大橋)と阿部麗也(KG大和)がフェザー級のノンタイトル10回戦で対戦する。
注目のビッグマッチの後を受けて興行を締めくくる大役を任された松本は「清水選手、阿部選手は、どちらも世界に挑戦していて、その中でメインを張るのは責任があると思う。来てくれるお客さんに、来て良かったと思われる試合をしたい」と気を引き締めた。
日本同級1位との対戦は王座決定戦の佐川遼(三迫)をはじめ、これで4度目(防衛戦は3度目)となる。大久は24年11月の最強挑戦者決定戦で殿本恭平(勝輝)と引き分けながら優勢点を獲得して挑戦権を手にした無敗選手。「挑戦者は気持ちで(王座を)取りに来るので、しっかり強い気持ちで迎え撃つ。練習の段階でレベルアップしていって、世界にアピールしていけるように」と意欲を示した。
2020年8月にプロデビューして以降、12連勝中(8KO)。現在はIBF5位、WBC9位、WBO11位と世界ランキングに名を連ねる。フジテレビ系「ミライ☆モンスター」で少年の頃から何度も紹介され、注目度を高めてきた松本に、興行のプロモーターでもある大橋ジムの大橋秀行会長は「12月に結婚式を挙げてから初めての試合とあってプレッシャーがかかるだろうし、内容が問われると思う」と期待を寄せた。
戦績は25歳の松本が12戦全勝(8KO)、28歳の大久が8勝(5KO)2分け。